チェーンに関しては、そろそろアジャスターの調整限度が近づいていたし、伸びに伴うガタも結構大きかった。
スプロケットに関しては、
前(ドライブスプロケット)はまだもうちょい行けるんちゃうん?
後(ドリブンスプロケット)は尖ってきてて一部欠けもあり、さすがにそろそろあかん?
という感じで、チェーンが外れませんように!って気をつけて?ズルズル?乗ってました。
そこで今回、以下のとおり方針を定め、リフレッシュすることにしました。
- サイズは428のままで歯数も変えない
- 低フリクションのノンシールチェーンを使う
- ドリブンスプロケットを軽量化(アルミ化)する
- ちょっぴりドレスアップ化を狙い、おしゃれさんにする
結果利用したものは、
- チェーン:D.I.D スーパーノンシールシリーズ 428NZ(G&B) 132リンク クリップジョイント
- ドライブスプロケット:X.A.M FRONT SPROCKET (Parts No.C3305-15T)
- ドリブンスプロケット:X.A.M PREMIUM (Parts No.A3402X52T)
※A1モデル('90)だけが130リンクだと思う。詳細はパーツカタログをご参照下さい。
↓準備した交換部品
と、それっぽく書いてはみましたが、上記の条件を気にしだすと、チェーンもスプロケットも選択肢がわりと少ない。。。
かといって、今回は520へのサイズ変更とか、シールチェーンへの変更はしたくなかった。
普通にカタログモデルにあって、わたし好みでちょっぴりドレスアップ化を狙うと、自然に上記の組み合わせになった。というのが実情。。。ちょうど3点セットが売られてました。
交換日に25kmと翌日に275kmの、計300km走行しましたが、チェーンに関して気になる問題は発生していません。良い感じ!
たーだ!、ドライブスプロケットは、後述のとおり、ゴム付きのメーカー純正品がいいかなぁ、と交換の段になって感じました。
それから、リヤブレーキのパッドがもうヤバいので、早めに交換します。
~以下作業風景~
私は何も考えずにこの手順で交換作業を行ってしまったが、実際やってみて、スプロケットの取り付けネジは固く、チェーンを外す前に緩めておいたほうが良いな、と作業しながらつくづく思いました。
失敗!できたからええねんけど。
まずチェーンのクリップを外しました。
↓クリップ位置を確認して外します
↓クリップを外してプレートを外す
↓ジョイントのコマを外す
ジョイントのコマを抜けばチェーンを外せます。スプロケットを交換せずに、チェーンだけを交換する場合は、ここに新しいチェーンを接続して引くと捗ります。
部品同士の馴染みや磨耗の観点で、チェーンとスプロケットは同時交換が望ましいと言われています。でもでもチェーンだけ交換したい時や、スプロケだけ壊れることもありますやんね。
今回の組み合わせが、今後どう磨耗していくのか楽しみです。
↓今回は全て交換なので気にせずチェーンを外した
チェーンを外す前に、スプロケットの取り付けネジを緩めておけばよかった!
失敗!できたからええねんけど。
リヤアクスルシャフトを抜き取り、リヤホイールを取り外します。この際、脱落するカラーや、フリーになるリヤブレーキに注意します。
↓割ピンとナットを外し
↓アクスルシャフトを抜いて
↓左右のカラーを外す
↓車体から取り外したリヤホイール
スプロケットをリヤホイールから取り外します。取り付けネジを外すにはかなりの力が必要で、手が滑ったり、勢い余って、尖ったスプロケットで怪我をしたくないので、気を使いました。
ここでまずチェーンつけたまま緩めておいたほうが、力もかけやすくて、怪我もしにくくて良かったかぁと思いました。
↓左から見るとこんな感じで六角
↓裏から見るとこんな感じでナット止め
↓表は六角レンチを添えて、裏の12mmをメガネレンチで緩める
↓無事取り外し成功
エンジンの出力軸からドライブスプロケットを取り外しました。これにも結構な力が必要です。
かなーり長めの六角レンチや、延長に適当なパイプ等があれば問題ないかもやけど、よくあるレンチでは、作用点と回転軸の距離に対して力点が近くて?、1速に入れてても、ネジより先に軸(エンジン)が回転してしまいます。後よりこっちのほうがチェーンつけたまま緩めておいたほうが良かったかなと思いました。失敗!できたからええねんけど。
↓チェーンカバーと共締めのチェーンガイドを外しておきます
↓取り外したカバーとガイド(後でキレイキレイしました)
↓工具の回転軸を意識しないとエンジンが回ってまう
↓なんとか外せてホッ
↓出力軸むき出しに!
この辺りドロドロだったので、キレイキレイしてあげました。
↓その頃KDXちゃんは早くしてぇなぁ な感じ
ここまで外せたら、あとはウキウキしながら交換部品を取り付けていきます。
ドライブスプロケットの構造比較です。
純正部品は、写真のようにゴムが貼り付いていて、エンジン側に大きなゴミが入らないように考慮されているようです。
↓純正ドライブスプロケット(外観)
↓純正ドライブスプロケット(出力軸のカバー感)
↓X.A.Mドライブスプロケット(外観)
↓X.A.M ドライブスプロケット(出力軸の無防備感)
効果の程は解りませんが、上から見ると、純正品は確かにエンジン側の軸を守ってくれていそうです。
このため、スプロケットを180度反転させて再利用しようか、そのまま使おうか、予定どおりX.A.M製に交換するか、仮組や、思考実験の繰り返しに小一時間費やしました。
最終的に、このスプロケットでは、まーずーは
- オフロードは極力乗らない
- できれば悪天候は避ける
- やむを得ない場合は別途検討する
お次はホイールにスプロケットを取り付けました。
さすがにスチールと比べるととても軽量で、純正の銀色に対し、控え目ながら色もあってプチドレスアップです。
↓X.A.M PREMIUM
スプロケットを装着したリヤホイールを車体に取り付けます。
リヤアクスルシャフト及びカラーはキレイキレイし、摩擦箇所をグリスアップしました。
ベアリングは、問題はなさそうで、回転もスムーズでしたので、継続利用としました。
↓左右のカラーとリヤブレーキに注意して装着
↓だいぶらしくなってきたよ!
取り付けの際は、ブレーキディスクがブレーキパッドを痛めないように、そーっとパッドの間を通しました。ただ、もうパッドがペラペラでした!
また、アクスルシャフトを通せたら、できるだけ前側で仮止めします。あまり後側だと新品チェーンが届きません。
いよいよチェーンを通していきます。
今回採用したチェーンは、ブラック&ゴールドのチェーン。この428サイズのノンシールで好みの色となると、ほんま選択肢がなかった。けど!このチェーン良いわ!って決めました。
まずはギヤをニュートラルにして、チェーンの両端を引いてきます。
↓両端が切れたままスプロケットに掛ける
↓ニュートラル状態で引いていく
↓あと1コマというところまで引いてくる
↓ジョイントのコマを向かって奥側から手前に差し込む
↓プレートをはめ込む
↓固定クリップをチェーン進行方向側からあてがう
↓ラジオペンチ等でクリップを固定
尚、ジョイントの差込方向や、クリップの取り付け方向は、サービスマニュアルやチェーンメーカの指示に従いましょう。 ↑手順がまちごうてたら、ごめんなさい。
さてほぼ完成!
部品を買うときに脳内でシミュレーションしたとおりのイメージに仕上がり、わたしとしては満足のコーデ!
↓ローラー&内プレートがブラック
↓外プレートはゴールドでおしゃれさんんん
↓初期のアジャスタ位置は3でした
適時洗浄、注油を行い寿命を延ばしたいと思います。
~以下交換前後の部品比較~
<チェーンの外観>
綺麗になった!重さは家の量りではオーバーフローで量れませんでした。
↓新旧チェーン ゴールド綺麗いいい
↓のびて横に曲がってしまう古いチェーン
↑こんなに曲がっちゃいけません!
<ドライブスプロケットの形状・重量>
↓純正のドライブスプロケット(132g)
↓X.A.Mのドライブスプロケット(122g)
↑歯数を変えないなら純正がいいな。
<ドリブンスプロケットの形状・重量>
↓純正のドリブンスプロケット重量(710g)
↓X.A.M PREMIUM ドリブンスプロケットの重量(300g)
↑やばい半分以下。710g → 300gになり、410gも減量!
↓左スチール製の純正
↓右アルミ製のX.A.M 硬質アルマイト+二硫化モリブデン+テフロンコート
今回の作業は、プチドレスアップ化だけでなく、回転部品の軽量化も図れたので、加速にも、減速にも、旋回にも、良い方向に効果が出て欲しいです!体感は無理やろけどw
純正のスチール製スプロケットのような耐久性はないと思うので、時々チェックします。
チェーン・スプロケット交換時のメーター
メーター 16,795km 購入時 12,500km わたくし 4,295km めざせ5,000km!
以上