前回の福井遠征から一年以上・・・ほっとんど乗れてないけど。。。
これからはたっぷり乗せてもらうために!チョコチョコいぢり始めることに!
今回は、フロントフォーク両ダンパー化の準備として、ジャンク品のフォロントフォークからダンパ付きのシリンダユニットを摘出するとともに、余った部品でプッシュロッドプーラを作製しました。
プッシュロッドプーラとは、フロントフォークを組み立てる時にあると便利な特殊工具(SS)で、エア抜き作業や、スプリング固定の際に、その名のとおりプッシュロッドを引き抜くためだけの工具です。
こう書くと大したもんでも無さそうに聞こえるけど、適正な物があれば、プッシュロッドのネジを痛める事なく、らくちんに作業させてくれる良い子ちゃんなんですよ。
KDX125SRの場合は、プッシュロッドナットに針金をひっかけておいたり、プライヤ的な物でつまみ上げたりすることで、別にプッシュロッドプーラなんて無くても引き抜き可能みたい。
だけど、ダンパ摘出用にポチった錆錆フロントフォークのプッシュロッドがどうせ1本余るので、これをそのままプーラにしてみました。
これでフロントフォークのオーバーホールもやり易くなるやろおおおおお!?
~以下作業風景~
1,000円程でポチったサビっサビのフロントフォーク&ステム一式を分解しまああす!
↓インナーチューブはおろか
↓アウターチューブも
サビっサビで使い物にならないフロントフォークを
↓分解しました!
↓シリンダユニット左右の比較
左(ブレーキ側)のシリンダユニットはダンパ無しで、
右(ブレーキ反対側)のシリンダユニットは、ダンパ有りです。
上の写真は、両方とも一番縮めた状態です。
区別のつけ方として、ダンパ無しのシリンダユニットのほうが全長が短くなります。
また、ダンパ無しのシリンダユニットの真ん中少し上には穴が開いていて、底部の外見も違っています。
↓ダンパ有りのほうはバルブかな?が見えてまーす
ダンパ有りのシリンダユニットの方は、上部のプッシュロッドナットを外し、両ダンパ化に備えて大切に保管保管ほかーん。
ダンパ無しのシリンダユニットは更に分解していきまああす。
↓底部の部品脱落を止めているCリングを
↓先の細いドライバ的な物でゴニョゴニョ
↓Cの開いてる方を奥に押し込んでやれば
↓簡単にポローンととれましたああ
↓左プッシュロッドとナット&右ダンパ側のナット計3点を使い
↓ロッドが少し突き出す所に1つめのナットをセット
↓もう一つを浅めにセットしてお互い締めあってロック
なんとなく向きを変えて~
↓ジャジャーン!完成いいいいい!
この先っちょを、フォークに沈んだプッシュロッドにクルクルつなげれば、簡単に引き上げることができる予定でええす。
なぜプッシュロッドとナットを使ったかというと、このネジ山のピッチがちょっと特殊なんです。
ホームセンター等で容易に手に入るM10の長ネジやナットのピッチは、並目で1.5mm、細目でも1.25mm。
プッシュロッドのネジ部分を計測したところ、おそらくピッチが1mmで、細目より更に細目だー。
近所に螺子屋さんがあるしー、まーあるところにはあるんやろから、行ってみようかとも思いましたが、両ダンパ化用にフロントフォーク左右を用意してるんやったら、プッシュロッドもナットも余るやーーんってなって、作ってみましたw
こうして、めったに使わないであろう道具のでーきあーがりーーー!
でもでも使うときがちょっぴり楽しみな一日でした。
めでたしめでたし。
プッシュロッドプーラ作製時のメーター
メータ 19,780km 購入時 12,500km わたくし 7,280km
めざせKDXちゃん20,000km!
以上