2014年8月12日火曜日

リヤブレーキフルード交換

KDX125SRのリヤブレーキフルード交換作業を実施しました。

先日ヤビツ峠を下っておりましたら、リヤブレーキがスコスコに抜けちゃいました。
一瞬、油圧が抜けた?ホース抜けた?と思いをめぐらしていたら、数秒後に復活。
しばらくするとまたスコスコ。

フェード? いや、スコスコやしベーパーロック?

ペダルの踏み応えを確認しながら気をつけて下り、明るいところで目視点検するも外観は異常なしです。
フルードの漏れも無かったので、あれがベーパーロックか!初体験でした。

ブレーキの踏み応えが無くなるのは怖いですね!ペダルの底が無くなる感じでした。

帰り道や平地の移動では問題ありませんが、一度ブクブクと気泡まみれになった様ですし、交換することにしました。

交換後問題なくブレーキできていますが、酷使するときは注意します。


以下作業風景

リザーバタンクのフタを外します。

右のタンデムステップを外し、取り付けネジを一度外してフリーにして、フタ開けたら仮止め。
↓リザーバタンク外観

上写真のとおり、サイレンサー手前の排気管のすぐ脇にあります。
そのせいもあって?熱で変形してるっぽいので、そのうち交換とします。

↓変形したと思われるリザーバタンク

次にキャリパー側から、古いフルードを抜き取る準備をします。

↓リヤのブリードバルブ

キャリパーには写真のようなフタが付いたバルブがあります。
付け根のナットが水道の蛇口のような役割をしていて、ここからキャリパの空気抜きができるようになっています。

今回は、こちらから古いフルードを抜きつつ、リザーバタンクから新しいフルードを補充することにしました。

お風呂のお湯を抜きながら、新しいお湯を入れるような具合です。

↓ナットにメガネレンチをあてて排出用チューブを接続


チューブ側から空気が入っては困るので、
  1. バルブを閉めたままブレーキペダルを押し下げ、ブレーキ内の圧力を上げる。
  2. その状態でバルブを開けて、またすぐ閉める。
  3. ブレーキペダルを戻す。
この一連の作業を繰り返します。

一回目はブクブクっと泡も出てきましたので、キャリパ内に気泡があった模様。
しかもきちゃなーい。

↓汚れて劣化している古いフルード

上記の作業を繰り返すと、リザーバタンクのフルードが減っていきます。
無くなってしまうと、ここから空気が入ってしまい、台無しです。

↓リザーバの液が減ったら

↓新しいフルードを補充

シャコシャコと繰り返すうちに

↓あら綺麗

一方排出したほうは

↓きちゃなーい

綺麗なフルードが出てきてからも、小さな気泡が出てきてたので、リザーブタンク3杯分ほど、圧かけ→排出を繰り返しました。

しっかりとバルブを閉め、フルードが周りに付かないようにチューブを抜きます。
私が利用したタンクは、注射器で負圧にできるタイプなので、チューブに負圧をかけてから外しました。

ブレーキフルードは、塗装を痛めたりするらしいので、付いたらすぐ水で洗わないといけません。

↓ペーパーをあてて抜き取る

↓今回利用したフルード交換用のタンクです

KIJIMA ワンタッチオイルエアー抜きタンク <商品番号 105-305>

タンク外に付いている赤いバルブは、空気が逆流しないバルブです。
見えませんがタンクの中にもバルブがあります。

注射器を押すとタンクには空気が行かず、外のバルブから排気される。
注射器を引くと、大気は吸わず、タンク内の空気を吸い取る。

このため、左に延びているチューブをキャリパに接続し、注射器をシャコシャコすると、タンク内の負圧が高まり、簡単にフルードの抜き取りが出来ます。

今回は、フルードの入れ替えではあるけど、エア抜きを重視したので、この負圧はあまり使わずに、ほぼマスターシリンダーでの加圧で交換しました。

というのも

タンクの説明によると、フルードの入れ替え工程ではこの負圧でシャーっと交換しても、最後に必ずマスターシリンダーの加圧→ブリーダバルブの開閉によるエア抜きをせよ、との事だったためです。

ワンウェイバルブ付きのこのタンク、使い易かったぁ。
と言える程使ってないけどぉー>< オススメです!

ちょっと長距離乗りたかったので、チェーン清掃&たわみ調整をして終了。
今回はアジャスターを4.5から5に変更しました。

↓チェーン清掃&注油

↓アジャスターを4.5→5に変更でちょうど良し


リヤブレーキフルード交換時のメーター
メータ 14,861km 購入時 12,500km わたくし 2,361km
(しれっと2,000km突破で、もうすぐ2,500km!)

以上