KDX125SRのリヤブレーキパッド交換作業を実施しました。
以前からそろそろかな?と思っていたKDXちゃんのリヤブレーキパッドですが、
前回のチェーン交換でリヤホイールを外した際に、普段見れない角度から観察でき、これはアウトと判定。今回の交換作業に至ります。
交換前後のリヤブレーキパッドの状態です。
パッドの厚みと、キャリパピストンのはみ出し具合に注目です。
↓交換前のペラペラパッドと出すぎのピストン
↓交換後の分厚いパッドと引っ込んだピストン
交換後、パッドの当たりが出るまで2km程のんびり走行し、しっかり当たりが出てから、慣らしついでにお買い物へ。
そのあと、時々通わせてもらい、良くしてくださるバイク屋さんに立ち寄り、お話をして帰って、トータルで5~6km、リヤブレーキを意識して慣らし運転を行いました。
今のところ、ブレーキのききやフィーリングに関する不満は感じていません。
(悪くはなってない。特別良くもなってない。)
が!!
パッドピンにかなり大きな磨耗が見られたため、部品の手配をしておこうと思います。
作業を終えての感想、わたしはいつも後手後手になってますが、日ごろのメンテナンスは大事だなと改めて思いました。
自分のバイクの、通常状態の各部動きとか、出来れば部品の状態を少しだけでも知っておく事で、何か異変が起き始めたら、ちょっとでも早く気づいてあげられるかなと。
でもこれからも、なかなかそうはいかずに失敗するだろう!
~以下作業風景~
まずは、チェーンを点検するふりをしながら新しいチェーンを眺めました。交換後約300km走行していますが、今のところ伸びも無く、調整は不要でした。
↓今はまだ綺麗!
本題のリヤブレーキパッドの交換を始めます。
↓まずはジャッキアップ
早速話しが逸れますが、わたしが使用しているジャッキは、
DRC HC2 Lift Stand Parts # D36-38-311 Black
DRC HC2 Lift Stand Parts # D36-38-312 Black/Red
メーカーサイトはコチラ
足で踏んづけるだけで車体全体を持ち上げることができ、下ろす時にはダンパーが効くのでとても安心で使いやすい。持ち上げ高も調節できますし、片方ずつなら前後ホイールの脱着も問題無く出来ます。
これ一台でいろいろと捗ります。
話戻します。
↓2ヶ所のボルトで止められたガード(カバー)を外すと
↓現れるキャリパ本体
ガードが付いていると見づらいパッドですが、外すとめっちゃ見えます。
↓冒頭のペラペラのパッド
↓ピストン側
↓ピストン反対側
どっちもアウトですが、特にピストン側がアウトです。
ひっぱり出してきました強い味方!
↓蚊取り線香で長期戦に備えます
もうひとつひっぱり出してきました。
↓100円でポチった中古のブレーキパッド
もちろん新品が欲しいです。。。
サービスマニュアルによると、
<要点> として
リヤディスクのパッドを外す時は、最初にアレンボルトを外す。
とありますので
↓従いました
ばり固い! ほんまけ! と声が出始めるトルクが必要でした。
サービスマニュアルに従い、車体に固定されてる時に外して良かった。
このアレンボルト(以下パッドピン) を抜き取ると、パッドが片っぽポロっと落ちて外れたので、おうちゃくして両方外そうとしたけど、引っ掛かってポロっとは取れなんだ!
↓ピストン反対側はポロっと落ちた
↓ピストン側はやめておいた
当然きちゃないピストン戻したくもないしぃ。ゴソゴソしたあげく。
ほなしゃーない。キャリパ本体を外そかー。となりました。
(外さなくても行けたら、外さずにいったろかとかアホな事思ってました。。。)
外すのが当たり前でしょうけど、ここで素直に外しといて良かった。
↓ボルトを2箇所外します
↓キャリパがゴソっと外れました
↓ピストンきちゃなーい!
↓キレイキレイしました
↓分厚いパッドが入るようにピストンを押し戻す
↓奥の方も届くとこは掃除しました
あとは100円のブレーキパッドを組み付ける準備をします。
この中古パッドは分厚いですが、相方のブレーキディスクの中央付近が、結構凹んでたのではないかと思います。見た目にも手触り的にもかなりの段差でした。
そこで、あかんかもやけど、包丁研ぎのように?
- 掃除したコンクリート(写真の地面)でジョリジョリ研磨
- 結構キメの細かいコンクリート塀で再度研磨
- 少しでも平らにしてからパーツクリーナーで軽く洗浄
やっちゃいました。
こういう事をすると、砂が噛んだりしてあかんかもだけど、あたしゃ手っ取り早くやっちゃいましたよ。
↓研磨前のパッド
↓研磨後のパッド
手で分かるような山というか段差は無くなりました。
装着準備を続行します!
↓パッド裏面のプレートを移設します
↓でましたブランド品(NISSIN)
もともと付いていた物は、NISSIN製。キャリパもNISSINだから純正??初交換??
それに対しわたしが用意したパッドは、「7703」と刻印のあるメーカー不明の中古、100円。
なんとお買い得!。。。
組み付けにあたり、ブレーキディスクの厚みを点検。
↓厚み4.1mmチョイ?
標準値:4.35mm~4.65mm 使用限度:3.8mm
に対して今回4.1mmですので、ディスクはもう少し使うこととし、組み付け続行!
↓パッドを乗せて
↓パッドピンを挿し込み
↓中ではこんな感じで引っ掛かってます
↓二枚ともピンを通して引っ掛けて
↓仮組みしてキャリパ固定
で、めでたしめでたし。
と行きたい所でしたが、前述のとおりパッドピンがえらい事に。
下の写真、パッドピンに薄くマーカーで印を入れている(見えるかな)。
↓パッドピン外観
中身はこんなに磨耗してました。素人目にもアウト感たっぷり。
これは話としてはよく聞く事だけど、自分で分解すると、ナルホドなーとなりました。
↓パッドピン要交換(磨耗大)
ここにブレーキパッドがぶら下がってギコギコしてるんだろうから、磨耗は仕方ない。ほんま知ることが出来て良かった。
新品を準備し、動きが渋くなったと感じた時、あるいは次回リヤブレーキを触る時に交換出来るようにしときたいです。
再使用したくは無かったけど、やむを得ず再使用。。。
リヤのパッドピン 純正 部品番号:92043-1416 税込み734円 × 2本
次ここを触るときは、できればピストンを外したり~のオーバーホールっぽい事にも挑戦したいです。
で、マーカーの位置は、磨耗している面の向きなんです。
締め付けの調節で、違う面を上に出来たらラッキー!とか思ってたのですが。。。
失敗!そう甘くはいきません!
↓カチっとここでしか止まりませんでしたw
各種ボルトをしっかりと締め付けたら、油圧でピストンを押し出し、ディスクとパッドをしっかり接触させます。
↓向こうが見える程隙間があるので
↓ブレーキペダルを何回かシャコシャコ
↓隙間はあるが届いた
↓ガードを取り付けて
↓フルードのレベルを点検
パッドを交換すると、ピストンの位置が大幅に戻るので、サブタンクのフルードは増えるはずです。
溢れたりしないように念のため点検しましょう!
写真はサイドスタンドをした状態、水平ではUPPERあたりでしたので、無調整。
↓ついでにフロントのパッドも目視点検
↓なんとか作業終了!!
パッドピンの磨耗が盲点であり予想以上でした!
何とか走行出来る状態に戻せて一安心とともに、日ごろのメンテナンスの重要性を再認識しました。
↓今回使用したクリーナー2種類
↓写真上が今回のパッド 写真下が元々のパッド
リヤブレーキパッド交換(中古部品)時のメーター
メーター 17,094km 購入時 12,500km わたくし 4,594km めざせ5,000km!
以上